「今冬はインフルが猛威」は本当か インド、バングラデシュで大流行
病床確保の現状は
民間医療機関に協力を求める予定はないらしい。神奈川県の健康医療局医療危機対策本部室はどうか。
「もともと確保していた病床数は、全部で1790でしたが、第5波では入院者数が予想外に増えたために、“いざというときは緊急でない整形外科などの医療を、県の主導で制限するから”と頼んで、約2250床まで提供してもらえることになりました。この経験を踏まえ、災害級の感染拡大に際しては最大2300床、中等症用と軽症用を2030床、重症用を270床、確保できるように準備を進めています」
また、神奈川県の場合は公的病院だけでなく、
「時間が経ち、コロナ患者の受け入れノウハウがわかってきたので、うちも受け入れる、と言ってくださる民間病院もあり、そういう病院にお願いしていく」
とのこと。片や、東京都福祉保健局は、
「政府が示した骨格を受け、病床確保に乗り出したところで、これから医療機関などと話し合う予定です。現在の病床数は最大6651ですが、これにプラスする分を、民間と公的どちらの医療機関に多くお願いするかも、これから話し合うので、まだわかりません」
と、すべてはこれからだというのである。
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