聖教新聞、なぜ突如「池田大作」の健康アピール? 衆院選に向けての“引き締め”か

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衆院選のテコ入れ

 そこまでして池田氏の“健勝”をアピールしたかった学会。その意図を、学会ウォッチャーが読み解く。

「衆院選のテコ入れでしょう。池田氏が〈関西の皆さんにくれぐれもよろしく〉と激励メッセージを寄せたとありますが、かつて常勝関西と呼ばれた関西の公明党は、維新の会の人気に押されっぱなし。今回、公明党は大阪の議席を死守しましたが、選挙当日まで学会員は“あと10票”と発破をかけられていた。池田氏の名を出し、一層の引き締めを図ったのでは」

 実は、今回の記事以外にも、選挙期間中の聖教新聞には“池田先生ご夫妻のお言葉”や“池田先生ご夫妻が勤行”といった記事が複数掲載されていた。

 先の小川氏も、

「現在の原田稔会長は能吏タイプで、組織作りに抜かりはない。ただ、宗教的カリスマ性という点では池田氏の足下にも及びません。今回、比例で議席数を伸ばした公明党ですが、票数では711万票と目標の800万票には程遠く、池田氏不在のままでは選挙にならないのです」

“絶対勝利”はまだ遠い。

週刊新潮 2021年11月11日号掲載

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