流行語大賞候補 お笑い関連ゼロで業界に衝撃 背景に“一発屋”で終わる恐怖か

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大賞に輝いたギャグ

▽91年度:チャーリー浜(1943〜2021)の「……じゃあ〜りませんか」

▽98年度:パイレーツ[浅田好未(42)、西本はるか(43)]の「だっちゅーの」

▽03年度:テツandトモ[テツ(51)、トモ(51)]の「なんでだろ〜」

▽08年度:エド・はるみ(57)の「グ〜!」

▽12年度:スギちゃん(48)の「ワイルドだろぉ」

▽14年度:日本エレキテル連合[橋本小雪(36)、中野聡子(37)]の「ダメよ〜ダメダメ」

「闇営業」もノミネート

「過去3年間のノミネートでも、必ずフレーズネタは選ばれていました。18年度は『ボーっと生きてんじゃねーよ!』がノミネートされました。もちろんNHKの人気番組『チコちゃんに叱られる!』(本放送・金・19:57)から流行した言葉です。とはいえ、チコちゃんの声をアテレコしている木村祐一さん(58)のネタという見方も可能です」(同・記者)

 20年度は豊作だったとも言える。ノミネートを見ると、少なくとも2つのフレーズネタが選ばれている。

▽ぺこぱ[シュウペイ(34)、松陰寺太勇(38)]の「時を戻そう」

▽ぼる塾[きりやはるか(26)、あんり(27)、田辺智加(38)、酒寄希望(33)]の「まあね〜」

 20年度は、フワちゃん(27)も「フワちゃん」としてノミネートされた。厳密に言えば芸名が「新語・流行語」というのは変な話だ。好意的に捉えれば、彼女の人気を流行現象として捉えようとしたのだろう。

「19年度もインパクトのある言葉がノミネートされましたが、こちらはお笑い業界にとっては手放しで喜べる内容ではありませんでした。選ばれたのが『闇営業』だったからです。振り込め詐欺グループの宴会に招かれ、吉本興業などの売れっ子芸人たちが芸を披露したことが発覚し、大きな社会的問題に発展しました」(同・記者)

 不名誉な言葉だとはいえ、お笑い業界の発信力が強い証左とも言える。少なくとも今年度のノミネートゼロに比べれば、遥かにマシとも考えられるだろう。

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