京王線事件に居合わせたミュージシャンが語る惨状 密室から脱出する手立てとは

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「乗客たちが逃げまどう電車の中で、金髪の男が偉そうに脚を組みタバコを片手に座っていた。その時は逃げるのに必死で、後で犯人だと気づいたのです」

 そう話すのはミュージシャンの吉田涼さん(34)。10月31日に起きた京王線無差別刺傷放火事件に遭遇した乗客の一人だ。頻発する電車内の通り魔事件。密室から逃れる術はあるのか。

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 京王八王子駅で吉田さんが乗ったのは、午後7時29分発、新宿行の特急電車。列車は10両編成で、席に落ち着いた5号車に、殺人未遂容疑で逮捕された服部恭太容疑者(24)が歩いてきた。...

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