BIG BOSS「新庄」誕生でテレビ業界にもブーム到来 ノムさんを超えるか?
新庄剛志(49)が北海道日本ハムファイターズの“BIG BOSS(監督)”に就任することが決まり、久しぶりにプロ野球が盛り上がっている。11月4日の就任会見にジョニー・デップばりのワインレッドのスーツに、白シャツの大きな襟を立てて登場。いきなり始まった“新庄劇場”を、テレビ各局がこぞって報じた。早速、テレビ業界も新庄人気に乗っかる準備を進めているという。
***
まさに新庄の独壇場だった。
会見では隣に座った川村浩二球団社長が、新庄監督に期待する2つのミッションとして、勝利とファンサービスを挙げた直後に、彼はこう言ってのけた。
新庄:優勝なんか一切目指しません、僕は! 優勝、高い目標を持ちすぎると、選手というものはうまくいかないと、僕は思ってるんですよ。
――何を言い出すかと思えば、こう続けた。
新庄:一日、一日、地味な練習を積み重ねて、シーズン迎えて、それで、何気ない試合、何気ない一日を過ごして勝ちました。勝った、勝った、勝った、勝った。それで9月あたりに優勝争いをしてたら、さあ優勝目指そう。そこの気合の入り方というものは違うと思うんで、そういうチームにしていきたいなと、優勝なんかは目指しません。
ウケ方を知っているのだ。民放プロデューサーは言う。
新庄コーナーもできる
「翌5日の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)が30分にわたって、新庄のプロフィールに始まり、敬遠球のサヨナラヒットやゴレンジャーの覆面パフォーマンスといった現役時代の面白エピソードをたっぷり取り上げましたが、他の番組も同じような企画を放送するでしょうね。それに応えるかのように、新庄自身もTwitterで情報発信していますから、当分話題も尽きそうにありません」
5日午後には、こうつぶやいた。
《来年シーズンが始まり/僕と一緒に戦って行く/選手全員を1回は/あの大歓声の1軍のグランドに/立たせる事をここで約束します/その一瞬のチャンスを物にした選手こそ、スターに育て上げる第一歩となります。》
「キャンプインすれば、スポーツニュース番組は、その日の彼のコメントやパフォーマンスを紹介するでしょうし、開幕すれば“今日の新庄監督”のような新コーナーを作るかもしれません。新庄ネタをプラスして日ハムの試合結果の尺は長くなるでしょう」
報道番組も放っておかない。「報道ステーション」(テレ朝)など、野球好きの大越健介キャスターがイキイキと語りそうだ。
[1/2ページ]