マイナンバーカードでの接種証明書申請がスタート デジタル庁の狙いは?

国内 社会

  • ブックマーク

 これからは、外食するにも映画を観に行くにもスマホでピッと接種証明書を読み取らせる時代になるのかもしれない。

 コロナ禍でストップしていた消費活動を再開するためには、まず「安心」が必要だ。そのため、ワクチンの接種証明書(ワクチンパスポート)は、さまざまな場で必要になりそうだ。デジタル庁は、その接種証明書をスマホで交付する計画を進めているが、申請にあたってマイナンバーカード(以下マイナカード)を必須とする方針を示したのは10月19日のこと。スマホには2次元コードが表示され、氏名、生年月日、ワクチンメーカー、ロット番号、接種日などが一度に読み取れるようになる。デジタル庁の担当記者が説明する。

「ワクチンの接種証明書そのものは、国外への渡航者用に今年の夏から発行されています。一方、10月末からは飲食店の時短解除などが始まった。それに伴って飲食店やイベント、ライブなどの会場に入る際、接種証明の提示を求めることが予想されています」

次ページ:デジタル庁の実績づくり

前へ 1 2 次へ

[1/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。