「石井浩郎議員」のインチキ資産運用を暴いた「JPアセット証券」の内部告発 追証差し入れず取引
日経225ミニ
2019年9月、元プロ野球選手の石井浩郎参院議員による、「JPアセット証券」でのインチキ資産運用が露見した。あまり知られていないが、きっかけは内部告発であった。告発者が、その内幕を詳らかにする。
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「19年の2月中旬、証券会社の監督官庁である関東財務局に電話をかけ“うちの顧客に、ずっと証拠金不足なのに先物取引を続けている人がいます。これは問題ではないですか?”と告発しました」
と明かすのは、JPアセット証券営業企画部の元課長。内部告発者その人だ。
顧客である石井議員について、社内では損失補填だと言われていると伝えたところ、関東財務局職員から証拠資料を求められた。元課長が職員に送った取引記録には、「顧客より追加証拠金入金の猶予及び建玉(たてぎょく)の決済回避、売買取引の継続について要請あり」との記述があった。
石井議員は16年ごろから先物取引を始めたらしく、主に取引していたのは「日経225ミニ」。JPアセット証券は日経225ミニの手数料が法外に高く、儲けるのはかなり困難なのだとか。
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