セ・リーグの「新人王争い」空前の大豊作で混戦 本命に浮上した栗林、猛追する選手は?

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阪神の選手は厳しい?

「ヤクルトとしのぎを削った阪神には、サトテル以外にもええ新人がおるで。しかも投打に2人もや!」

 と鼻を鳴らすのは在阪スポーツ紙記者。

 レギュラー遊撃手に定着した中野拓夢は、30盗塁で盗塁王を獲得。伊藤将司も10勝7敗、防御率2.44と頼れるサウスポーである。

「サトテル含めこの三人は、誰が新人王獲ってもおかしくない成績やろ」(同)

 もっとも、

「同一チームだと票が割れてしまいますから、残念ながら阪神勢の受賞は難しいのでは」(先のデスク)

 パ・リーグは、13勝4敗、防御率2.51を誇るオリックスの高卒2年目、宮城大弥の受賞が確実だが、

「9勝を挙げている楽天の早川隆久、日本ハムの伊藤大海も、例年なら新人王に相応しい実績です」(同)

 ゴールに若駒たちがなだれ込む、競馬なら写真判定必至のレースの結果は。

週刊新潮 2021年11月4日号掲載

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