かつての長者番付1位「ユニバーサル岡田元会長」が無一文に? 贅沢三昧の「後妻」からも三行半

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離婚裁判

 元会長敗訴の場合、莫大な賠償金の元手は元会長の個人資産となる。個人資産は主に、UEの株式を7割近く保有するファミリー企業「オカダHD(ホールディングス)」の46.38%の株式。現在、UEの株式時価総額は2160億円のため、保有割合から換算すると、実質的に680億円超の価値を有する。

 とはいえ、その個人資産も、三行半を突きつけられた妻から狙われている。現在79歳の元会長には1999年に再婚した31歳年下の妻がいるが、元会長がUEを放逐された翌年の18年以来、離婚裁判が続いているのだ。

 裁判で元会長は、毎月200万~300万円をカードで自由に使わせたり、ハワイに妻名義で10億円以上の別荘も購入したと主張。妻には不貞の噂も絶えず、育児放棄も甚だしかったなどと落ち度も並べ立てていた。

 仮に離婚裁判で個人資産を奪われずに済んだとしても、UEが、株主代表訴訟で賠償命令が出たら、直ちにオカダHD株の仮差押えに着手する準備を進めているという。

 かつては長者番付1位も獲得したカリスマ経営者の老境は、創業した会社からも家族からも爪弾きにされ、悲愴感すら漂わせている。

週刊新潮」2021年11月4日号「MONEY」欄の有料版では、岡田元会長をめぐる裁判について詳報する。

週刊新潮 2021年11月4日号掲載

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