「日大背任事件」井ノ口容疑者が“タックル学生”を逆恨みして画策したあり得ない“嫌がらせ”
ペーパーカンパニーをかませる手口で、現職理事らが大学病院の資金を流出させた日本大学の背任事件。元理事の井ノ口忠男容疑者(64)は、逮捕容疑にもなった医療関連機器の納入が検討された時、信じがたい理由でメーカーの切り替えを病院側に指示していたという。あの「アメフトタックル騒動」に関する“逆恨み”で、取引実績のある大手メーカーを切り捨てようとしたというのだ。
***
井ノ口容疑者が、医療法人「錦秀会」前理事長の籔本雅巳容疑者(61)とともに最初に逮捕されたのは、日本大学医学部付属板橋病院の建て替え工事をめぐり、2億2000万円を流出させたという背任容疑だった。...