日ハム監督に新庄が選ばれた裏事情とは 経営状態の悪化、中田翔の暴力スキャンダルが影響
目の黒いうちは…
他方、日ハムとは別の意味で注目なのは、中日の新監督人事だ。「Mr.ドラゴンズ」と呼ばれた立浪和義(52)が就任したが、彼は過去何度も名が挙がってはその度に消えてきた人物なのだ。
「亡くなった星野仙一さんは“一度はタツを監督に”とうちの上層部に言い続けてきましたが……」
とは、さる球団関係者。
「“俺の目の黒いうちは絶対に許さん”と認めてこなかったのが、前オーナーの白井文吾さん。立浪は人望も指導力も兼ね備えていますが、何よりスキャンダルが多かったですからね」
確かにこれまで、女性問題や暴力団との関係など、立浪が週刊誌を数々賑わせてきたのは事実である。
「白井さんはそれを嫌っていた。落合監督退任時に名が挙がった時も“あいつにスキャンダルが出ないという証拠を持ってこい!”と息巻いていたくらいです」
が、その白井氏も高齢でこの3月にオーナーの座から退き、立浪にとっては“重し”が取れた格好に。何より、
「中日も経営が苦しく、昨年度は30億円の赤字とも報道された。地元企業とのパイプも細くなり、年間シートも売れ残る状態です。ドラゴンズ一筋で、地元に圧倒的な人気を誇る立浪を監督に据え、何とか経営を立て直したい、ということでしょう。あとは白井前オーナーの不安が的中しなければよいのですが」(前出・デスク)
今季は最下位周辺に沈む両チーム。博打人事の丁半はいかに。