高市早苗、応援演説で前代未聞の「天皇利用」発言 “落選すると陛下にご迷惑が”
“政治利用”どころか“選挙利用”
この発言を問題視するのは、政治アナリストの伊藤惇夫氏だ。
「高市さんの発言は、天皇陛下の“政治利用”どころか“選挙利用”に等しい。自民党の要職にある人物の発言として非常に問題であり、看過されるべきではないと思います。これまで失言やスキャンダルで辞任した自民党の大臣は少なくありません。もし高市さんの理屈が成り立つのであれば、そうした議員たちの誰もが、天皇陛下に“ご迷惑”をおかけしたことになります」
高市氏の事務所は「政治利用の意図など全くございません」と答えた。ちなみに高市氏の応援を受けた田中氏は、小選挙区で敗れ、比例復活でなんとか当選だった。
11月4日発売の「週刊新潮」では、まさかの敗戦が相次いだ自民党の選挙戦と、あらたな火種について報じる。