小泉進次郎、“環境問題”推しの演説の評価は 専門家は「大人の俳優になれない天才子役」

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まるで大人の俳優にステップアップできない天才子役

 政治アナリストの伊藤惇夫氏が指摘する。

「彼の演説は自分の体験が発言の主軸になっていて、視野が狭いと感じます。大臣時代の実績を強調するばかりで、大きな政策課題を真正面から語ることもほとんどない。私は彼を天才子役と呼んできましたが、アイドル的な人気がなくなる中で、大人の俳優になるのに悪戦苦闘しているところではないかと思います」

 それどころか今やお笑いのボケ役といったキャラクターだ。演説後、アイドルさながらに写真撮影しているところで「週刊新潮です」と声をかけると、

「あ、そうですか」

 と言ってダンマリ。

 官邸の男泣きではなく、国民の心を動かす迫真の演技をそろそろ見せてほしい。

週刊新潮 2021年11月4日号掲載

特集「『衆愚の審判』で楽園を追われる人々」より

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