「ジャニーズの主演ドラマが、民放のゴールデン・プライム帯から消えた」ことについての考察

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衰退や俳優不足の批判は当たらない

 民放のGP(ゴールデン・プライム/1900~2300)帯からジャニーズの主演ドラマが消えた――。しかし、実はジャニーズドラマは近年かなりの豊作なうえ、演劇・映画まで目を広げると、ジャニーズは10代~50代まで幅広い層の役者が揃った事務所になっているという。『ジャニーズは努力が9割』(新潮新書)の著者・霜田明寛氏が綴る(文中敬称略)。

 この秋、ジャニーズのGP帯民放主演ドラマがゼロ。そう聞くと、ファンはいささか寂しく感じるかもしれない。

 たとえば今年だけみても1月期には長瀬智也“最後の主演作”となった「俺の家の話」や4月期には櫻井翔にとって嵐が活動休止になって初のドラマであり、入江悠が監督した「ネメシス」があった。...

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