現役大学生の松本清張賞作家「波木銅」が語る翻訳者への感謝 「翻訳作品がなければ小説は書けなかった」

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カルチャーを渇望する若者の人生に欠かせない「翻訳者」

 弱冠21歳で第28回松本清張賞を受賞、『万事快調』で作家デビューを果たした現役大学生の波木銅さん。田舎高校の園芸部が大麻を育てる、奇想天外な物語を綴る彼の文学性を育んだのは海外の名著たちだった――。

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 最近、文庫化をきっかけに村上春樹・柴田元幸両氏の対談集『本当の翻訳の話をしよう』を手に取った。翻訳界の重鎮である彼らの含蓄をふんだんに湛えた対話を読んでいると、なにもしていない自分もなんだか知性とユーモアに満ちた人間に思えてくる。...

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