室町時代に「デスノート」が存在した? 効果を恐れて改名した武将も(古市憲寿)

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「ライバルや嫌いな人にはダサいあだ名をつけろ」。こんなビジネステクニックがあるという。

 我々は、親しみの印としてニックネームで呼び合う。中島を「なかじ」、関駿介を「セキシュン」など、元の名前を活かすのが定番だろうが、そこにさりげない意図を潜ませることもできる。

 たとえば「店長」。一応は「長」なのだが、あまり重厚感はない。「師匠」や「博士」は、何かに詳しそうではあるが、社会性が足りない印象も与える。「閣下」は、悪者らしさがにじみ出ているものの、語感は権力者然としている。...

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