中川郁子元農水政務官と門博文衆院議員、二階派同士の路チュー現場【政治家の黒歴史06】

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「酔っ払ってということです」

 用があるなら、江﨑氏の事務所で会えばいいのではと誰もが思うところだが、自民党関係者によれば、「中川さんに頼まれて2人を引き合わせたはず」だという。

 中川氏に聞くと、まずは否定。そして写真を見せると、

「あーあのーっ、えーっと、これは江﨑事務総長が、えー、いろいろご配慮いただいて、いや、そのー、派閥のこれからについて、あの、私、一度家に帰らせていただいてから、江﨑先生から連絡があって、ちょっといろいろ相談があると。終わって、私はタクシーを拾ってそのまま帰りました」

 歩いて帰ったはずでは?

「門先生とは、そもそもなんの関係もありません。お恥ずかしいことですが、酔っ払ってということです」
と強く訴えたのだった。

 ***

 その後、2017年の総選挙で中川氏は落選、比例復活も叶わず。一方の門氏は比例で救われたものの、これで3度連続で小選挙区での敗北を喫したことになった。今回の衆院選でも共に自民党から出馬するが、小選挙区ではライバルの後塵を拝している。公人として著しく配慮を欠いた振る舞いの代償は極めて重いものとなった。

デイリー新潮取材班

2021年10月27日掲載

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