中川郁子元農水政務官と門博文衆院議員、二階派同士の路チュー現場【政治家の黒歴史06】
「男性は正直、門先生にしか見えないですよね」
ともあれ、同じ日の晩、門議員にも電話で問うてみた。すると、
「その日は事務所の慰労会で、赤坂で飯を食って、そのまま帰ったんちゃうかな。議員宿舎まで歩いて帰りました。写真?それは俺とちゃうやろ」
埒が明かず、直接写真を見せたが、
「宿舎の前で俺を見たと言われても、俺はこの写真の男じゃないよ。写真にあるような口づけだってしてないんだから」
そう否定して、続けた。
「中川さんと2人で会食する機会は、2年間で数度あったと思うけど、今週は会ってない。もっとも今まで妻一筋かと言うと、そうとは言えんな。男やからな。風俗は全国でも1、2を争う店があって、熊本のブルーシャトウな。3回行ったよ……」
さらにこう語る。
「中川さんはお縞麗ですけど、俺の7歳上でしょ。女性の年齢はプラマイ1くらいがいいんちゃうかな。下はマイナス3まで、上はプラス1を死守したいね。年上の人に性的な魅力は、そりゃ感じないやろな」
クラブのホステスに口づけしたことはあるが、と続けて、
「“チユッ”って感じで、“ベロベロ”ってやったことはない。この写真にあるようなのは、俺の価値観じゃ考えられないな」
そこで事務所を訪ね、秘書に写真を見せたところ、
「これ、相手が(中川さんという)有名人やなあ。男性は正直、門先生にしか見えないですよね。“(中川さんとの)噂が出てるで”とは聞いていたけどね」
「彼女は中川家を裏切った」
さらに、門議員の父の和歌山県議、門三佐博氏にも写真を見てもらった。
「息子本人とは思うやな。相手は同じ派閥の知っとる人やし。公人やから一番気をつけなきゃいけないことや。選挙で有権者のみなさんに世話になってよ、“東京でこんなことばかりしているのか”と思われるでしょう。ホンマ情けない」
中川氏の“身内”はどうか。地元後援会長の矢野征男氏に写真を見せると、
「情けないことをしやがるな。何やってるんだ。俺はこういうのは好きじゃないからな。地元の支援者たちに大きな影響を与えると言わざるをえないね。相手が妻子持ちだというのも女性支持者に影響を与えるだろうね。(義理の父の)一郎さん、昭一さんのころからの支援者の票も離れてしまうかもしれない。彼女は中川家を裏切った、と思う人が出てもおかしくないと思いますよ」
さすがに、ここまで言われると、門議員も観念して、
「昨日は写真を見せられて、僕も困惑してしまった。2月23日は、お酒を飲んだ気のゆるみで軽率なことをしてしまい、反省します。ただ、あの写真以上の関係ではなく、交際もしていない。2月7日に北海道で会ったときのお礼がまだだったので、“軽く一杯”という話になったんです」
そして、こうも言う。
「酒が入っていたらそんなもんちゃう? 向こうも飲んでいたんやろうな。俺も飲んでいたし。別れ際も? 記憶としてはあまりわかんない」
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