業界視聴率の高い「人志松本の酒のツマミになる話」 「さんま御殿」との違いとは？
「御殿」と「ツマミ」の違い
「酒のツマミ」で言えば、ここ1カ月に限定しても、たくさんの記事が配信されている。そのうち4人の芸能人と記事を表でご紹介しよう。
「『さんま御殿』も『酒のツマミ』も、業界関係者にとって要チェックの番組なのは同じですが、番組の魅力はかなり異なります。『さんま御殿』なら2世タレントだけで1コーナー作るなど、かなり攻めたキャスティングが視聴者に喜ばれています。関係者でさえ“こんな面白い人がいたんだ”と驚くことも珍しくありません。他の番組ならトーク力が未知数で出演依頼を躊躇するような無名芸能人でも、さんまさんなら何とかしてくれるという安心感がスタッフにあるのでしょう。思い切って出演をオファーしていることがよく分かります」（同・スタッフ）
一方、「酒のツマミ」は松本人志がリーダー役を務めているとはいえ、明石家さんま（66）ほど仕切らない。むしろ“出演者のチームプレー”が番組の魅力だという。
「『さんま御殿』は番宣の出演者が少ないことでも知られていますが、『酒のツマミ』はこだわりません。むしろ番宣を積極的に利用し、芸人、俳優、モデル、ミュージシャンと、豪華なゲストをバランスよく集めることに細心の注意を払っているようです。更に、松本さんのトーク力だけでなく、酒の力も借りて、出演者が和気藹々と盛り上がるような雰囲気を作っているのが見事です」（同・スタッフ）
バラエティ界の登竜門
こうした“チームプレー”の効果で、バラエティ番組に慣れていない俳優でも面白いエピソードを披露する。
俳優の新たな一面を知った視聴者は驚き、来週も「酒のツマミ」を見る。こんな好循環が生まれているようなのだ。
「ジャニーズのアイドルグループ『ふぉ〜ゆ〜』の辰巳雄大さん（34）は、『酒のツマミ』の出演でトーク力が評価され、同じ松本さんが出演する『ワイドナショー』（フジテレビ系列・日・10:00）や、浜田雅功さん（58）がMCを務める『ジャンクSPORTS』（同・日・19:00）に呼ばれました。今や、『酒のツマミ』に出演することは、バラエティ番組出演の登竜門とさえ言えます」（同・スタッフ）
