増税の折も折「孫正義」が納税「ゼロ円」のカラクリ 2兆円超の「損金」を発生させ支払い免れる
消費税率10%への引き上げは、所得の低い世帯ほど重税感に苛まれる。かたや、年収100億円で日本一の金持ちと名高い孫正義社長が率いる「ソフトバンクG(グループ)」は狡猾な節税テクニックを用い、実質的に法人税を支払っていない。一体、如何なるカラクリが隠されているのか。
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ソフトバンクGによる納税が「ゼロ円」なのは、2兆円を超す「損金」を出したからである。この途方もない損金を生み出したのは、海外でのM&Aだった。
2016年、ソフトバンクGは英国の「アームHD(ホールディングス)」を3兆3000億円で買収。...