「二階前幹事長」が干されて恨み節「安倍は何の挨拶もない」「1億5000万円支出の指示を俺が出せる訳がない」

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独断専行への不満のマグマ

 菅義偉氏の退陣から岸田文雄首相誕生という政局の中で最も割りを食ったのが、二階俊博前幹事長率いる二階派だというのは衆目の一致するところだろう。閣僚や党役員人事で干され続けた二階氏は、安倍晋三元首相への恨み節をこぼしているという。

「田中角栄を超え歴代最長の5年超にわたって幹事長の職にある中で、独断専行がすぎるという批判は強まっていました」

 と、政治部デスク。独断専行の最たる例が自派閥拡大のための選挙区での優遇作戦だ。

「いくつかの選挙区で自民党系の候補がかち合うケースがありますが、そのほとんどに二階派所属の議員が絡んでいました。...

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