銀座クラブの松本純、自民入り希望の細野豪志、路チューの中川郁子…崖っぷち候補6人の当落予想

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奈良3区は波乱なし!?

 一方、奈良3区は正反対の状況になっている。意外にも田野瀬氏への支持は根強いようなのだ。

「田野瀬太道さんは二世議員です。父親の良太郎さん(77)は五條市議、奈良県議を経て衆議院議員となり、当選6回と選挙に強いことで知られていました。後継者として強固な地盤を引き継いだ太道さんは2012年の総選挙で初当選し、前回17年は得票率61・62%と圧勝しています。今回も田野瀬さんの強さを嫌がったのか、対立候補は共産党新人の西川正克さん(63)と、NHK党新人の加藤孝さん(43)だけです。早くも当選確実という声さえ出ています」(同・記者)

 問題行動を起こしたわけではないが、無所属で静岡5区から立候補した細野豪志氏(50)も全国的な注目を集めている。

細野豪志は圧勝!?

「静岡5区の自民党候補は、2019年3月に比例東海ブロックで繰り上げ当選を果たした吉川赳さん(39)です。細野さんが旧民主党の国会議員だった時、吉川さんは自民党の対抗馬でした。ところが細野さんは2018年に無所属になると、自民党・二階派に入会。今回の総選挙では自民党の公認は得られませんでしたが、当選すれば自民党に入党することは確実です。つまり今回の静岡5区は、実質的に自民党の候補者同士が争うことになります」(同・記者)

 静岡5区では立憲民主党新人の小野範和氏(48)と諸派新人の千田光氏(43)も出馬を表明している。しかし情勢調査は、吉川vs.細野の争いが中心になると示している。

「民主党時代からの細野人気は維持されており、早くも過半数に達しそうな勢いです。一方の吉川さんは、3割程度と出遅れています。支持者層を比較すると1・8倍という開きになっており、改めて細野さんの強さが浮き彫りになっています」(同・記者)

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