【政治家の黒歴史02】“重婚ストーカー”と呼ばれた3代世襲の「中川俊直・経産政務官」

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渋谷署で「エス登録」

 更に翌日、署からの電話で、こんな提案があった。

警官:ああいう真面目な職業に就いている人こそ、殺人を犯したり酷い事件を起こしたりする可能性があるのでストーカー登録をしませんか?

「署へ行き、『ストーカー登録書』みたいなものに名前・住所・携帯番号を書いて、最後に私の上半身の写真を撮影しました。警察は『エス登録』と表現していましたね。最後に、彼は私に一切近づけないし電話もできないことになっていて、次に同じようなことが起こった場合、110番をしたら優先的に来てくれるという説明を受けたのです。その後、毎月の月末に俊ちゃんからの接触がないか否か、署から確認の電話をしてもらっています」

 では最後に、中川氏の弁明を聞こう。記者の直撃に面食らったあと仕切り直し、60分に亘って質問を受けた、その大要である。

―件(くだん)の女性は愛人ってことですよね?

「愛人とは思ってないです」

―じゃあどういう風に思っているんですか?

「男女の関係がありました」

―性交渉をする仲だということですか?

「男女の関係です」

―愛人に対し、“渋谷署ではストーカー警告の書面を書かされ、今後あのような行為はしないとの文章も同様に綴っていて”とのメッセージを送付していますが。

「話として作って……。話を大きくして」

―作り話ということですか? どういうご認識で?

「そのくらい、彼女の110番通報で事は大きくなりました……そう理解をしてもらいたいなと……」

「記憶にございません」

―ストーカーの一件については?

「あの、心証を害してしまったので、ご説明にあがらせて頂きたいということで数分間ノックをしました。その折に渋谷署員がやって参りまして。ご理解頂きたいのは「本当に説明に…」ということであって、決してストーカー行為ではないし、ストーカー警告書というものにサインとかしたというんではありません」

―でも会ったり連絡したりは一切できなくなってしまったわけですね?

「そうです」

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