【真犯人フラグ】全員怪しさ満載…初回放送でわかった真相解明のポイントを解説

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作品の中身は…(ネタバレ注意)

「真犯人フラグ」の中身の話に移りたい。以下、初回の内容が含まれているので、これからご覧になる人はご注意いただきたい。

 主人公は相良凌介(西島秀俊)。亀田運輸のカスタマーサービス部管理課の課長だ。妻子のことを第一に考えるマイホームパパである。

 妻は真帆(宮沢りえ)。明るく朗らかで、凌介は何一つ不満がない。近所のスーパーでパートをしている。

 2人の長女は光莉(原菜乃華、18)で高校2年生。長男は篤斗(小林優仁、10)で小学4年生だ。サッカー教室に通っている。

 初回の前半で真帆と子供2人が忽然と消えた。金曜日の夜だった。

 当初、凌介は3人がアニメ映画を観に行っていると思い込み、大学時代の文芸サークル仲間・日野渉(迫田孝也、44)が開いたバー「至上の時」に行く。着いたのは午後10時45分だった。

 遅れて到着したのは河村俊夫(田中哲司、55)だった。週刊追求編集長だ。この再会が偶然なのか日野による意図的なものなのかはポイントの1つだろう。後に河村は真帆らの失踪をネット記事にする。

 ネット記事が出た後、日野が撮影し、店のアカウントに上げた凌介のおどけた写真が、ネットユーザーの反感を買う。既に真帆らが消えていた時間だったからだ。これも日野の過失か悪意なのかが気になる。

 ほかにも抑えておかなくてはならないことがいくつかある。まず真帆はどうして金曜日はパートが早番なのに遅番と偽ったのか。何らかのトラブルに巻き込まれていたのか、それとも凌介に話せない隠しごとがあったのか。

 金曜日前、凌介が日野のバーに行っていいかと尋ねると、真帆はこう答えた。

「金曜日はパートの遅番だから、あっちゃん(篤斗)のサッカー教室に迎えに行ってってお願いしたよね?」(真帆)

 後にスーパーの店長は「早番だった」と断じている。併せて気になるのは普段と違い、買い物をしていかなかったことだ。

 真帆らが消えた後、相良宅の炊飯器は午後6時から保温になっていた。真帆はおかずを買わず、どうするつもりだったのだろう。それとも米を炊いたのは犯人なのか?

2つのカギ

 もう1つのポイントは篤斗の動向。真帆は自分が遅番だと嘘をついてまで凌介に篤斗の迎えを頼んだが、「雨で(練習が)中止になったから大丈夫」とSNSで連絡してきた。金曜日午後4時12分のことだ。

 ところが、サッカー教室の山田コーチ(柿澤勇人、33)によると、篤斗はその後、来た。

「夕方来ましたよ。何か忘れ物したって」(山田コーチ)

「本当ですか。その後は」(凌介)

「すぐ帰りました。5時半ごろだったかな」(山田コーチ)

 篤斗がサッカー教室に来た目的は何か。本来、凌介がするはずだった迎えは誰が行ったのだろう。

「真帆の嘘の理由」と「篤斗がサッカー教室に行った理由」。この2つは真相を解明するための欠かせないカギになるに違いない。

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