ガソリン1リットル=200円の現実味 “脱炭素”で近い将来深刻な供給不足も

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ガソリン価格の半分を占める税

 資源エネルギー庁が発表した全国のレギュラーガソリンの平均価格(10月11日時点)は1リットル当たり162円を突破している。160円台は2018年10月以来、3年ぶりの高値だ。当面上昇傾向が続きそうで、「年内に170円まで上昇する可能性がある」との予測が出ている。

 そもそもガソリンの価格はなぜ変動するのだろうか。

 ガソリンは原料となる原油を輸入し、それを石油元売り会社が精製して、ガソリンスタンドなどへ運ばれる。価格が変動する主な要因は、原油価格と為替によるものだ。...

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