日テレは「絶対勝ちたい」執念が薄れたか? テレ朝が10月第1週で3冠獲得
王者・日本テレビと悲願の3冠を狙うテレビ朝日の視聴率戦争は激化するばかり。10月改編がスタートしたばかりだが、早くも大きな変化が表れたという。
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デイリー新潮は「視聴率戦争 王者『日テレ』に重大異変 テレ朝が“BIG3”投入で悲願の3冠達成なるか」(10月11日配信)で、テレ朝が日テレに肉薄しつつあることを報じた。10月からはテレ朝のBIG3こと「相棒Season20」「ドクターX~外科医・大門未知子(第7シリーズ)」「科捜研の女(Season21)」が始まるため、さらに苦戦するとも――。
その後に発表された10月第1週の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)で、テレ朝はプライムに加え、全日(6~24時)、ゴールデン(19~22時)でも1位を獲得、〆て3冠を取ったという。日テレ関係者が言う。
「テレ朝は、世帯視聴率はもちろん個人視聴率でも3冠、しかもいずれも単独です。つまり日テレは、同率でも1冠も取れなかったわけです。こんなことは長らく記憶にありません。問題なのは、テレ朝のBIG3はまだ始まってもいないということです」
「相棒」は13日、「ドクターX」と「科捜研」は14日スタートだ。高視聴率が確実な番組とはいえ、始まってもいないのだから影響があるはずもない。
テッパンで破れた
「特に日テレの土日は、テッパンの布陣と言って良かった。9日の土曜日は『世界一受けたい授業!!』と『SHOWチャンネル!!』の2時間特番、10日の日曜日は明石家さんまさんが所長を務める『行列のできる法律相談所』の3時間スペシャルで、ゲストには菅田将暉、仲野太賀、斎藤工、勝地涼と人気俳優を揃えました。ところがいずれの視聴率も1ケタ止まりだったのです」
対するテレ朝は、9日が「池上彰のニュースそうだったのか!!」と「サタデーステーション」の2時間特番、10日が「ナニコレ珍百景」のレギュラーと「ポツンと一軒家」の2時間スペシャルだった。いつもの改編期と特段の変わりはない。
「日テレの特番の総合演出は、エースと言っていい2人が担当していました。お笑いのお約束路線が視聴者に飽きられてきたということかもしれません。バラエティで起用するタレントの発掘も上手くいっていないようです。『世界の果てまでイッテQ!』のイモトアヤコを筆頭に、りんごちゃんや滝沢カレン、チョコレートプラネット、王林、みやぞん、3時のヒロインなど、かつては他局に先駆けて起用してアドバンテージを取ってきましたが、今は目を見張るようなニューフェイスもいません」
王者・日テレの何が変わったというのだろう。
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