ドイツ「3党連立政権」樹立の鍵を握る「CO2と財政赤字」
保守党が歴史的敗北、左派が躍進
キリスト教民主同盟(CDU)のアンゲラ・メルケル首相が16年間にわたってこの国の舵取りを行った後、本格的な政権交代の可能性が日一日と強まっている。
9月26日の連邦議会選挙ではCDUと姉妹政党・キリスト教社会同盟(CSU)が得票率を前回の選挙に比べて9ポイント近く減らし、敗退。
これに対し社会民主党(SPD)と緑の党、FDPが得票率を増やした。SPDのオラフ・ショルツ首相候補は、「国民がこれらの3党の連立政権を望んでいることは明らかだ。...