「おかえりモネ」「青天を衝け」、秋の新作も異色の作品 NHKのドラマが攻めている理由
NHKのドラマが攻めている。連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土曜午前8時)はリアルタイム視聴率の獲得を第一目標とせず、大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8時)は幕末・維新を描きながら、坂本竜馬も勝海舟も出て来ない。秋ドラマにも野心作が並んでいる。何が起きているのか?
NHKのドラマが変革期にある。そのサインは5月に出ていた。
「おかえりモネ」の初回の世帯視聴率がビデオリサーチ調べ(関東地区)で19.2%だったことが分かった後の同19日、NHKの正籬聡総局長が定例会見で、もう朝ドラはリアルタイム視聴率だけで評価しないと宣言した。...