新党結成の小池都知事、金主は鳩山由紀夫元総理? 水面下では怪しい動きが

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水面下で画策

 玉木代表以外にも、永田町界隈では新党に絡みさまざまな政治家の名前がささやかれているという。

「大量に候補者を立てるとなれば、供託金も多額となりますからね。鳩山由紀夫元総理がスポンサーとなって、その息子が出馬するとか、“無敗男”として野党再編に動く中村喜四郎代議士や、前埼玉県知事で参院議員の上田清司氏と手を組むなんて話も出ています」(同)

 そこで、件の上田氏に話を聞いてみると、

「私は私で今度の衆院選で新党を立ち上げますので、都民ファとは『非自民』として協力できる部分はしていくつもりです。小池知事とお話ししたかどうかについては言えませんが、新進党時代は共に活動していましたし、私の知事時代には何度も意見交換をさせて頂いた。鳩山先生とも私たちの仲間が接触はしていますが、私が直接お話ししているわけではないので……」

 何やら水面下で画策していることは否定しない。

 都政関係者によれば、

「コロナ禍が完全に終わらない中、小池知事が出馬となれば有権者の反感を買うだけ。渡り鳥の彼女らしく風が吹くのを待っているのでしょうけど、昵懇(じっこん)だった自民の二階前幹事長が影響力を失ったとあっては、いざ国政に打って出る際の宿り木となる党があって困ることはない。都民ファが都議会第2党の座を占める原動力となった103万票を、衆院選で他の政党に取られていいのかという焦りもある。国政復帰の下地を作ったと見て間違いありません」

 またぞろ“赤い絨毯”を闊歩したくて気もそぞろ。コロナ禍にあって拱手傍観を続け、五輪も終わった今や存在感がまるでないのも、むべなるかなである。

週刊新潮 2021年10月14日号掲載

ワイド特集「星屑のステージ」より

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