解散直前に繰り上げ当選した人 在任10日の国会議員はいくらもらえる?

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文通費は満額

 期末手当(ボーナス)や文書通信交通滞在費、立法事務費はどうなる?

「期末手当(6月~12月)は、314万2802円ですが、在任期間が3カ月に満たない場合、この3割が支払われます。文通費は月100万円の満額が支払われます。立法事務費は支払われません。公設秘書は、在職年数によって給与の幅がありますが、最低給与は、政策秘書で月36万2200円、第一秘書で月34万4300円、第二秘書で月26万9000円となっています。こちらは1カ月分満額払われます」(同)

 小松議員の第一秘書に話を聞いてみた。当選後、政策秘書はおかず、第一と第二秘書がいるという。

「この時期に石崎さんが辞職するとは思ってもみなかったので、びっくりしました。金子さんは、政界引退を宣言していましたから、辞退することはわかっていましたが……」

 それにしても、10日間の在任で国会議員として何ができるのか。

「これだけ短いと、本会議に出席することだけですね。委員会に途中から参加しても意味ないし、政策をつくる時間もありません。本業が医者なので、新型コロナ対策のアドバイスをするくらいでしょうか」(同)

 解散後、次の衆院選には出馬するのか。

「19年の参院選で落選、次の衆院選には出馬する予定ではありませんでした。以前、地盤としていた長野1区から、自民の新人が出馬することになっているので、いまさら比例区で出るといってもねえ……。もちろん、党の方から出馬要請があれば話は別ですが、今のところ何も言ってきていません」(同)

デイリー新潮取材班

2021年10月12日掲載

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