「元ミス日本」松野未佳氏が自民から出馬 娘の決断を受け入れた父・頼久氏が抱える“離婚訴訟”

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泥沼の離婚訴訟

 娘の出馬は、父母の争いにも影響したようである。最近になって、頼久氏は離婚問題に決着をつけるべく、妻に「婚姻無効確認訴訟」を起こしていた。専門家によれば珍しい訴えだという。

「離婚調停を経て起こされる一般的な離婚訴訟とは、まったく違うものです。そもそも婚姻関係がなかったことの確認を求める訴訟ですので、例えば勝手に婚姻届を出されたと訴える場合などに起こされます」(渥美坂井法律事務所弁護士法人・麹町オフィス代表・渥美陽子弁護士)

 二人も娘がいながら、“結婚していなかった”と訴える頼久氏の主張はいささか無理筋にも思えるが、そのくらい争いが泥沼化しているということなのだろう。前出の永田町関係者によれば、この数年、夫妻は財産分与を巡って激しく対立してきたという。1円たりとも妻に財産を渡したくないという頼久氏の怒りが発端となったのか。

 実は、その公判期日が9月27日に東京家庭裁判所で予定されていたのだが、直前にキャンセルされていたのだ。

「その日は当事者尋問も行われる予定でした。娘がこれから選挙に出ようとしているのに、公開の法廷で両親が争う姿を晒すことを避けたかったのではないか。両者で話し合い、和解期日を設けるなどして先延ばしにしたのでしょう」(同・関係者)

直撃に父・頼久氏は……

 頼久氏に改めて電話で直撃したが、

「まだはっきり出馬すると決まったわけではありませんのでコメントできません。娘からも何も聞いていませんし……。(裁判については)プライベートのことですのでお話できません」

 と答えるのみだった。だが、頼久氏に近い地元関係者によれば、

「やっぱり、実の娘ですから下積みからでもやりたいと訴える娘を受け入れているようです。裁判のキャンセルも娘を思ってのことなのでしょう」

 まだ若いのだから、焦らず、家の問題が解決してからでも良かった気がするが……。

デイリー新潮取材班

2021年10月11日掲載

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