弁護士「小室圭さん」の未来 ケント・ギルバート氏は「事務所の東京支店開設を命じられるかも」
“中堅”の法律事務所
ケントさんは1970年、ユタ州にある名門ブリガム・ヤング大学に入学。MBA(経営学修士号)とJD(法務博士号)を取得し、80年にカリフォルニア州の司法試験に合格した。ちなみに、同州の司法試験は合格率が低いことで知られている。毎年、30~50%台だという。
ケントさんも合否が明らかになる前から法律事務所に就職した。“世界一の法律事務所”とも言われるベーカー&マッケンジーだ。
日本経済新聞の電子版サイトの解説では、《世界46カ国に5000人以上の弁護士を持つ、米系の大手グローバル法律事務所》との記述がある。まさにアメリカの映画やドラマに出てきそうな“巨大ローファーム”だ。
小室さんも一橋大学大学院の国際企業戦略研究科に入学し、MBLを取得している。ニューヨークにあるフォーダム大学のロースクールでLLM(法学修士)とJDも取得した。
ケントさんと小室さんは、専門分野など弁護士としては重なるところも少なくない。そこで“先輩”に、現在の“後輩”の立ち位置を聞いてみた。
HPに小室さんの成績
「ローウェンスタイン・サンドラーで働く弁護士の数は約350人と紹介されています。私が勤務したベーカー&マッケンジーは数千人の弁護士が働いていたので“大手”と言われますが、小室さんの事務所は“中堅”でしょう。売上や顧客満足度などは全米ベスト20にランクインしています。ニューヨークをはじめ全米に5カ所のオフィスを構えているようです」(ケントさん)
近年、ローウェンスタイン・サンドラーは業績を伸ばしており、弁護士の採用に積極的なようだ。
「公式サイトには小室さんの略歴が掲載されています。注目すべきは『学歴』の欄に書かれている『cum laude』というラテン語です。これは小室さんのフォーダム法科大学院における2019年の成績を示しているのです」。2019年に法律の修士号(LLM)を取得しました。ただし、その後の3年間の成績に関しては明らかではありません」(同・ケントさん)
主にアメリカの大学では、成績上位の生徒に「ラテン・オナーズ」と呼ばれる称号が与えられる。
成績上位5%というトップクラスの学生は「summa cum laude(スンマ・クム・ラウデ)」、次に位置する10%が「magna cum laude(マグナ・クム・ラウデ)」、そして上位15%が「cum laude(クム・ラウデ)」となる。
[2/5ページ]