我武者羅應援團 「あさチャン」最終回のしくじりで意外にもオファー殺到の可能性
氣志團?
「学ラン姿の集団ですからね、氣志團や大川興業、東京農大の応援団とかとイメージがごちゃ混ぜになっていた人もいたようです。バラエティ番組への出演がほとんどなかったこともあり、それほど印象に残っていないテレビマンも多いんです。幸か不幸か今回の大失態で一躍その存在が知れ渡ったために、『面白そうだから使ってみるか』『これだけ注目を集めたからオイシイ』とばかりにバラエティ番組などがオファーに乗り出すのは時間の問題と思います」
そもそも我武者羅応援団とは何者? 芸人なの? 芸能記者に訊くと、
「彼らは“気合いと本気の応援で世界を熱くする”という志のもと、独自の応援を繰り広げる日本唯一のプロ応援集団を名乗っています。その歴史は意外に古く、07年2月に結成され、依頼を受ければどこでも誰にでも応援するという活動を続けています。当初はプロ応援集団ではなく、パフォーマンス集団と呼ばれることもあったようです」
大川興業と間違えられても仕方がない。なぜ応援するようになったのだろう。
応援部を逃げた過去
「団長の武藤貴宏は、中学生のころに高校野球のドキュメントをテレビで見て、応援団に憧れたそうです。市立浦和高校に入学すると早速、応援部に仮入部したものの、新入部員は1人だけで2週間で逃げ出した過去があった。大学卒業後にアウトドアインストラクターの仕事に就いて、ロッククライミングをする子供たちに『自分を信じろ!』などと励ましている時に、途中で応援団を投げ出した自分に励ます資格があるのかと疑問がわいたそうです」
そこで我武者羅応援團が結成された。現在、団員は5名だが、十数人いたこともあったという。
「これまで、NHK紅白やAKBはもちろん、北京五輪の前にはバドミントン日本選手団にもエールを送ったり、パリのエッフェル塔やニュージーランドの羊も応援したことがありました。修復中の姫路城に向かって『日本の誇り、キレイになったあなたに会えるのを楽しみにしている!』とエールを送ったこともあるようです」
ちなみに、問題の夏目アナへのエールはこんな感じだった。
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