いよいよ始まる秋ドラマ 視聴率を全て予想します 期待は月9、日曜劇場、テレ朝BIG3
木曜22時 江口のりこ主演「SUPER RICH」(フジ・10月14日~)
金はあっても愛に飢えた女社長(江口)が、貧乏学生(赤楚衛二)と出会って――と、これもラブコメか?
「昨年の『半沢直樹』(TBS)で首相の座を狙う国交大臣を演じてブレイクした江口ですが、4月期の『ソロ活女子のススメ』(テレビ東京)主演を経て、フジの連ドラ初主演となりました。共演の古田新太と共に演技に申し分はありません。でも正直言って、テレ東の深夜か小劇場のキャスティングではないかという気もしますが……。なぜ、わざわざ『科捜研』『ドクターX』と同じ14日スタートにしてしまったんでしょうか。ちょっと厳しいかもしれませんね。視聴率は4%くらいと見ました」
金曜22時「最愛」(TBS・10月15日~)
恋愛ドラマかと思いきや、吉高由里子が殺人事件の重要参考人となるラブサスペンスだそうだ。彼女を守る弁護士役には井浦新。
「個人的に好きな女優さんですが、実は10%を超える数字を持っていない。評判の良かった17年の『東京タラレバ娘』(日テレ)も平均視聴率は11・4%で、最近の『わたし、定時で帰ります。』(TBS)、『知らなくていいコト』(日テレ)、『危険なビーナス』(TBS)も同程度で、共演者に助けられていることが多い。それを考えると、今回井浦新と松下洸平では、ちょっと渋いかもしれませんね。2桁はなかなか厳しいかも」
ちなみにフリーの記者役で登場するのが、田中みな実だ。彼女が脇役で登場した19年の「モトカレマニア」(フジ)の平均視聴率は4・4%、昨年の「M 愛すべき人がいて」(テレ朝)は4・7%、7月期の「ボクの殺意が恋をした」(日テレ)は5・3%だった。
土曜22時「二月の勝者―絶対合格の教室―」(日テレ・10月16日~)
東大ならぬ、中学受験のリアルを描くという。主演の柳楽優弥は塾のスーパー講師兼校長役で、彼をヘッドハントしたのが社長役の岸部一徳。「ドクターX」の神原名医紹介所の神原とカブる気もするが、これで「相棒」の小野田警視監が今も生きていたら、大変だったかも。
「元々は昨年7月期の放送予定だったお受験ドラマです。今年4月期に放送された東大受験の『ドラゴン桜2』(TBS)も当初は昨年7月期放送予定で、どちらもコロナ禍で延期されて直接対決がなくなったという経緯があります。とはいえ、目玉は生徒役で登場する市川海老蔵の娘・ぼたんちゃんくらいでしょうか。ウラの『土曜プレミアム』(フジ)が数字を上げてきているので、5%程度では?」
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