いよいよ始まる秋ドラマ 視聴率を全て予想します 期待は月9、日曜劇場、テレ朝BIG3

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 10月に入り、いよいよ始まる秋ドラマ。救命医療モノが重なった夏ドラマとは違って、今回はテーマもそこそこバラけている。それぞれの見所を紹介する。

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月曜21時「ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~」(フジテレビ)

 先陣を切るのは10月4日スタートの“月9”「ラジエーションハウスII」だ。ドラマに詳しい民放プロデューサーは言う。

「前作『ナイト・ドクター』が、7月ドラマなのに6月21日スタートという“フライング”が成功したこともあり、今回も秋ドラマの先頭を切ってスタート。19年4月に放送された前シリーズの平均視聴率は12・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)と上々でした。さらに、このドラマから月9は恋愛よりもヒューマン医療路線に舵を切り、月9復活を印象づけています。今回も12%程度は取ると思います」

テレビ朝日 BIG3

 今季のシリーズものといえば、テレ朝のBIG3「相棒」(10月13日~・水曜・21時)、「科捜研の女」(10月14日~・木曜・20時)、「ドクターX~外科医・大門未知子~」(10月14日~・木曜・21時)が、2年ぶりに顔を揃えることも話題だ。

「『ドクターX』は米倉涼子が昨年4月にオスカーから独立したことで、昨年は放送がありませんでしたからね。2012年に始まった『ドクターX』が第7シリーズを迎えることにも驚きますが、それ以上に、02年からシリーズ化した『相棒』はseason20です。99年からシリーズ化した『科捜研』に至ってはSeason21で、ようやく今年、初の映画化となりました。安定した布陣と言っていいでしょう」

 ちなみに「ドクターX」前シリーズの(19年10月~12月)平均視聴率は18・5%、「相棒」(20年10月~21年3月)は15・0%、「科捜研」(20年10月~12月)は11・1%と安定した数字を取っている。他局から見たら、BIG3は脅威ではないか。

「数字的には羨ましいし、今期も同程度の数字を取るでしょうね。しかし、BIG3を見ているのはM3とF3(50歳以上の男女)です。今やスポンサーは、若い視聴者の数字が取れないと広告を出してくれません。日本テレビが“コアターゲット(13~49歳)”の視聴者に狙いを定めているように、他の局も若い視聴者を求めています。ですから、BIG3は数字を取っても評価はあまりされていません」

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