総裁選で小池百合子の「女性初総理」は消えた? 筆頭候補は高市早苗に
小池百合子の芽は消えた?
これまで「女性初の総理を目指す」といえば、野田さんが筆頭でした。しかし、自民党は保守政党ですから、政策面で最も大事なのは安全保障、次に経済、3番目くらいに野田さんが主張している「多様性」を含めた社会政策がくる。野田さんは魅力的な政治家ではありますが、大多数の党員の優先順位とは異なります。
そこへ経済政策や危機におけるリーダーシップという面では未知数とはいえ、安保政策に力を入れる高市さんが出馬した。このことは女性政治家の中でも世代交代を印象づけました。例えば、東京都知事の小池百合子さんは、7月の都議選から存在感を見せつけたものの、「女性初の総理」としての芽は高市さんの出馬で、摘まれた感があります。
今回の総裁選で女性総理が誕生する絵が見えてきました。男女の候補が並ぶ総裁選が常態化し、安全保障、経済政策に強く、かつ弱者に目を向けることができる女性候補が複数現れることを期待しています。
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