中田翔はなぜ内角球を打てなくなったのか 巨人OBは「スランプではありません」

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正念場は来季!?

 今後はバッターが自腹を切り、自分専用の打撃コーチを雇う時代が来るかもしれない。だが、それはまだ先の話だろう。

「とにかく中田くんは、巨人に入団しました。これが彼の運です。自分1人で苦しみ抜いて、不調を自力で脱出するしかありません。まずは周りを深く観察することです。『なぜ彼は内角を見事に打つのだろう』、『なぜ彼は内角を苦手にしているのだろう』と打撃について考え抜き、不調脱出のヒントを掴むのです」(同・広澤氏)

 だが、シーズンが終わるまでもう時間がない。このまま中田の不振が続くと“クビ”になる可能性はないのだろうか。

「中田くんにとって幸か不幸か、巨人はプライドの高いチームです。トレードで獲得した選手が不調に終わって放出したとなれば、チームの沽券に関わるでしょう。来季も巨人でプレーすると予測します。つまり中田くんにとっての正念場は、来季なのではないでしょうか」(同・広澤氏)

デイリー新潮取材班

2021年10月2日掲載

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