河野太郎氏の敗因は「言葉の軽さ」? 安倍元総理の著書と見比べてみると
29日に行われた自民党総裁選投開票の結果、岸田文雄が新総裁に選出された。予想のできない展開となった今回の総裁選だったが、日本大学の先崎彰容教授はどのように見たのか。
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私は「言葉」に注目して総裁選を見ていました。どの候補者の言葉にも、国民に訴えかけるリアリティ、生活に密着した「匂い」が欠けていたように思います。特に言葉が軽薄だったのが、河野太郎氏です。とにかく言葉に「温もり」がありません。
河野氏は今年『日本を前に進める』(PHP新書)という本を出しました。...