事件現場清掃人は見た ネクタイで自分の首を絞めて死んだ60代「元ヤクザ」の人生

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近所でも変り者

 男性が50歳を過ぎて体力が衰えてくると、昔羽振りが良かった頃に面倒を見た若い衆から見下されるようになったという。

「本人からすれば、いじめられているような心境だったのでしょう。落ちぶれて舐められているのが悔しいと嘆いていたそうです」

 男性は、近所でも“変り者”として見られていたという。

「時々居酒屋で酔って暴れたりする元ヤクザとして、疎まれていたそうです。息子さんは父親に電話するたびに、グチを聞かされたといいます」

 男性が亡くなったことを知ったのは、警察からの電話だった。

「若い衆や近所の人から除け者にされたことがすごく悔しかったようです。最期だけは元ヤクザらしく、覚悟を決めた死に方を選んだのではないでしょうか。ネクタイも、失神しても緩むことがないよう2重に首に巻かれていたそうです」

デイリー新潮取材班

2021年10月1日掲載

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