甥っ子に“貢ぎまくる”見取り図・リリー 過去にプレゼントをしたときの「トラウマ」とは

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自分への買い物には感動がない

「M-1グランプリ」決勝に3年連続で出場し、テレビや雑誌でも大活躍中の「見取り図」リリーさん。37歳の彼にとっての「嬉しい買い物」はランドローバーでも、港区の一軒家でもなく……?

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 多くの人にとって「嬉しい買い物=欲しい物」というのが普通だと思います。けど最近、わたくし見取り図リリーは、すこし変わってきてる! なぜかというと、全然成功もしてないし、金持ちでもないんですけど、自分なりに欲しい物をひと通り買ったんです!(ランドローバーとか港区の一軒家とかは無しとしましょう)

 その上で思ったのは、自分に買うのはあんまり感動がないなぁということです。すぐ飽きるし、たいしたことないなぁとか思って捨ててまう! 皆様もそうじゃないですか? あんな恋焦がれて買った高いブーツも一度手にしてしまえば、あの時の気持ちがどんどん薄くなり1年後には靴箱に置いてるだけ。あんな好きだったあの子なのに付き合ってしまえば他の子が気になる。人間というのはわがままな生き物ですわ。

 それもあり最近は、欲しい物を作りたいという脳になってきています。絵を描くのが昔から好きだったけれど、最近他の物にも興味でてきました。

甥っ子にプレゼントしたものの…

 で、本題に戻しますが、嬉しい買い物でいうと、人のために買った買い物が一番「嬉しい買い物」かもと思うのです。完全に自慢になってすいません! 毎年母さんの誕生日には安い中古のランドローバー買えるくらいのお金をかけて祝うようにしてます。それを母さんが捨てようがどうしようが自分の中では一生良いお金の使い方したなぁと思えるんです。

 すんません! 俺「母さん」って呼んでます! そこ気になって話入ってこんかったらすんません!

 嬉しい買い物というテーマに対する僕の答えは、「人のために買う買い物」ですね。自己満でいいんです。

 ただ、ね……甥っ子が1歳半くらいの時かな、めちゃくちゃ久しぶりに会えるということで、アンパンマンの音の出る本を手土産に会いにいきました。

 それを甥っ子が受け取り、一度ボタンを押すと、本から、「僕、アンパンマン!!」と聞こえてきました。俺が「よしっ!! 遊んでる!!」と思ったその刹那、甥っ子はその本を投げ捨て走って他のおもちゃへ行ったんです。今でも覚えています。甥っ子の手を離れ、本は地面へ落ち少しバウンドした。その光景は完全にスローモーションだった。色も少しセピアがかって見えた。それでもいいんだよ。おじさんはその買い物を後悔してないよ。好きじゃない物がわかっただけで進歩だもん。

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