ロン毛の小室圭さんを「人は見た目が9割」の著者はどう見たか

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違和感の源泉

“公と私”という問題は、これまで眞子さまに関して論じられてきた。世論調査では、少なくとも国民の半分が、結婚に反対している。にもかかわらず、眞子さまは躊躇なく結婚話を進めてきた。そこに少なからぬ識者が懸念を表明してきた。

 国民と共に歩む皇室という“公人”の気構えは感じられない。「私が愛する男性と、どうしても30歳までに結婚する」という“私人”の意識しか伝わらないという議論だ。

「小室さんは司法試験に忙殺されていました。ひょっとすると理髪店や美容室に行く時間もなかったのかもしれません。とはいえ、彼の『見た目』に国民が強く反応したのは興味深いものがあります。何しろ小室さんは重要な会見を目前に控えています。本来なら、多くの人が好感を持つような清潔感のある『見た目』にするなど、様々な準備を行っていて当然の時期だと捉えられたのでしょう」(同・竹内氏)

 しかし、フジテレビのカメラが捉えたのは、少なくとも清潔感のある「見た目」ではなかった。相当数の国民が違和感を覚えるようなロン毛だった。

文書より長髪

「あのヘアスタイルに疑問の声が相次いだのは、結婚を目前にした“真摯な姿勢”が感じられないと受け止めた人が多いからです。この不信感に会見の問題が加わると、『あんな突拍子もない髪型をして、果たして小室さんは会見で金銭トラブルなどについて誠実な説明を行うだろうか』という不安が生まれます。小室さんがどうしてヘアスタイルを長髪にしていたのか、今のところ本当の理由は分かりません。とはいえ、非常に誤解を招く『見た目』であるのは間違いありません」(同・竹内氏)

 結局、今回の髪型問題で、またしても小室さんは国民の“不信”を招いてしまったことになる。

 竹内氏は「報道を見ながら、今年4月に小室さんが発表した文書を思い出しました」と言う。

「A4の紙で20枚を超えるとも報じられた大量の記述は、言語情報という観点からは非常に論理的で、説明を尽くそうという意欲が感じられました。ところが、どれだけ言葉という言語情報を積み重ねても、『見た目』という非言語情報の伝達力には敵わないことが往々にしてあるのです」(同・竹内氏)

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