ロン毛の小室圭さんを「人は見た目が9割」の著者はどう見たか

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無防備だった小室さん

 著者の竹内一郎氏は、演劇の世界で活躍。漫画の原作も手がけ、『哲也~雀聖と呼ばれた男~』(週刊少年マガジンコミックス)は人気作となり、講談社漫画賞(少年部門)も受賞した。

 2005年「非言語コミュニケーション」についてまとめた著書『人は見た目が9割』を上梓した。

 同書で言うところの「見た目」とは「顔の美醜」のことではなく「言葉以外の情報=非言語情報」の総称を指している。しぐさ、癖、ファッション、声色、間の取り方等々。もちろん髪形も含まれるのは言うまでもない。

 現在の竹内氏は宝塚大学教授でもある。今回の報道についての感想を尋ねると、「本来、小室さんが髪型を“ポニーテール”にするのは、全くの自由であるはずです」と話す。

「とはいえ、小室さんは数日後に帰国し、眞子さまと記者会見に臨むと報じられています。人生の一大事と言うべきイベントです。日本のマスコミが狙っていることも、彼の経歴や知性を考えれば、事前に予測しておくべきだったと言われても仕方ないでしょう」

 あまりに小室さんは無防備だった。文字通りの“素顔”をフジテレビに撮影されてしまった。竹内氏は今回の報道を見て、小室さんは“公と私”の意識が乏しいと感じたという。

公人か私人か

「言うまでもなく小室さんは民間人です。眞子さまも結婚されれば、降嫁(こうか)して皇室を離れます。ご夫婦としては“私人”なのかもしれませんが、眞子さまだけでなく小室さんも、結婚によって皇室と縁続きの立場になります。本来なら“公人”に準じた立ち居振る舞いが求められますし、国民もそれを期待しているはずです」(同・竹内氏)

 日本国首相の髪型がポニーテールになったと仮定してみよう。これも自由ではあるが多くの国民が違和感を持つ可能性は高い。

 小室さんの髪型も、それと同じ類の話なのだろう。首相は当然ながら公人であり、小室さんもいわば“準公人”の要素を持つ。

「繰り返しますが、私人ならどんな髪型をしても自由です。しかし国民は小室さんを完全な私人だとは思っていません。そしてあの長髪から、『結婚すると皇室と縁続きとなり、公人に近くなる』という覚悟を、小室さんが持っていると受け止めるのは難しかったのかもしれません。逆に『自分は私人=民間人なのだから、どんな髪型でも構わないはずだ』という、一般的な常識に逆らうかのようなメッセージを発しているように見られてしまいました」(同・竹内氏)

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