ジョニー・デップが写真家を好演 映画「MINAMATA-水俣-」が伝える報道の精神
写真家ユージン・スミスは、米国人でありながら熊本・水俣に居を構え、世間の無理解や偏見にさらされていた水俣病患者たちの姿をカメラで記録、世界中に発信したことで知られている。胎児性水俣病の娘を母親が入浴させる様子を撮影した「入浴する智子と母」は、汚染物質がもたらす恐ろしさと、そこで生きる人間の美しさを多くの人たちに知らせることになった一枚だ。彼の水俣での日々を実話に基づき再現した映画「MINAMATA-ミナマタ-」が9月23日より劇場公開される。
メディア、特に報道の分野で働くことを希望する若者には必見といえる映画だ。...