ホリエモン新球団、新庄が監督就任を“拒絶” 「自分の金儲けのため」と地元からは反発
ホリエモンと球団設立といえば、2004年のプロ野球「新規参入」騒動を思い出す。あれから17年。九州の独立リーグに念願の参入手前までこぎ着けたが、そこはやっぱりホリエモン。あこぎな商法に地元からは、悲憤の声が上がっている。
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堀江貴文氏が球団設立を発表したのは今年5月のことだった。曰く、北九州市に本拠を置く「福岡北九州フェニックス」を設立。現在2チームが加盟する独立リーグ「九州アジアリーグ」への加盟を目指すという。
会見では、野球ファン層の拡大や、NPBで戦力外通告を受けた選手の受け入れなどを提案。「将来的にはメジャーリーグに対抗する、アジアのリーグ構築の基礎にしたい」と、壮大な夢を語ってのけた。リーグを運営する「九州アジアプロ野球機構」によれば、
「既に申請書類はいただいていて審査中。結果は近いうちに発表されます」
ところが、だ。
「地元の財界や球界関係者は呆れかえっていますよ」
と言うのは、福岡のさる球界関係者。
「今夏以来、球団のスタッフがスポンサー集めなどで地元の経済人や野球関係者のところを回っていた。でも、彼らと面談した人が言うには、何だか大学のサークルを立ち上げるようなノリだった、と。堀江さんのオンラインサロンのメンバーが代表や役員になっているようで、まだ若いし礼儀も知らない。“今から監督打診や選手集めをしなくちゃいけないんですよ”と言うだけで、長期的に球団をどう展開していくかというビジョンが見えてこない」
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