「菅田将暉」母が“マルチ化粧品”の広告塔に 売り文句は「菅田将暉さんのお母さんも会員」
若手人気俳優の筆頭、菅田将暉(28)。歌手としても活躍するなどマルチな才能を発揮しているが、他方、その母も、別な意味での“マルチな才能”を持っているのかもしれない。消費者庁が行政処分を下した連鎖販売取引の化粧品会社。その広告塔に「菅田ママ」の名が……。
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芸能界に「ステージ父母」の存在はつき物だが、今、その世界で筆頭と言えばこのご夫婦か。
菅田の実父は、経営コンサルタントと称する菅生新(すごうあらた)さん、母は美容サロン経営の好身さん。二人ともこれまで息子の人気を当て込んで講演会やランチ会を開き、「子の七光り」をふんだんに浴びてきたことは既報の通りである。
好身さんは、渋谷と大阪でサロンを手広く開業する実業家だが、
「今月に入り、本人のブログが急に消えてしまったんです」
と語るのは、さる芸能ライターである。実際に検索してみると確かにその通りだが、一体何があったのか。
「実はその直前、ある化粧品会社がマルチ商法で行政処分を受けたことが報じられた。菅田ママはその商品をブログなどで紹介していたことがあり、それを隠すためではないか、と囁かれていますね」
8月25日に処分を受けた、その会社は「アイテック」という。主業務は化粧品や水素生成器の販売であるが、
「全国45の都道府県の消費生活センターに、この4年間で同社に関する苦情相談が約500件寄せられていました」
とは、消費者庁取引対策課の担当者である。同社は連鎖販売取引、いわゆるマルチ商法を展開していたが、
「処分の対象となったのは、三つの違法行為です。まず、勧誘であるにもかかわらず“いい話があるから”などとその目的を告げなかった。また“アイテックの商品は、世界的に有名なブランドの化粧品と同じ工場で製造している”“有名大学とも共同研究している”などと虚偽の事実を告げて販売していましたし、公衆の出入りしない場所で勧誘していました」
これにより、半年間の一部業務と取引の停止が命じられたのだ。
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