「日テレ」名物プロデューサー、コロナ罹患で聞こえる悪い評判「俺に何かあればあのヒトが守ってくれる」
「私立バカレア高校」をヒットさせ
日本テレビの名物プロデューサーX氏が新型コロナウイルスに感染したと、9月1日に「東京スポーツ」が報じた。同紙によれば職域接種の進む中、X氏はワクチン未接種の身で、飲み会に参加していたというのだが……。もちろん、未接種には何か事情があったのかもしれないし、感染は罪ではない。しかし、仕事がデキるだけに嫉妬も買っていたのだろう、コロナ罹患をきっかけに、「普段の行い」についての評価まで聞こえてきたのだった。
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テレビ誌の編集者に聞くと、
「X氏は人気アイドルの出演ドラマや映画を中心に数々の話題作を手掛けてきた業界では有名なプロデューサーです。タレントと一緒に何度か舞台挨拶に登壇したこともあります。特に、LDHやジャニーズ、AKB48や坂道グループとの関係がいいことでも知られています」
LDHとはEXILEなどの人気者を多く抱える事務所。人気タレントがこぞって出演した映画「HiGH&LOW」シリーズはX氏の代表作である。
さらに、「AKB48」や「坂道グループ」の総合プロデューサーである秋元康氏も、その能力を買っていた1人のようだ。
「2012年の深夜ドラマ『私立バカレア高校』をヒットさせたことで、秋元氏からの信頼を勝ち得たそうです。当時人気絶頂のAKB48とのちにSixTONESやSnowManメンバーとなるジャニーズのタレントが共演。ファンをやきもきさせましたが、数字やインパクトの面で成功を収めました」(同)
その後もAKB48の「マジすか学園」、乃木坂46などの「ザンビ」、欅坂46の「残酷な観客達」、そして日向坂46の「DASADA」等に次々と携わってきた。
トップとはツーカー
映像配信などに精通するPR担当者によれば、
「2012年の『劇場版 私立バカレア高校』は、ジャニーズファンを中心にチケットがバカ売れして大当たり。2016年公開の映画『HiGH&LOW THE MOVIE』は興行収入21億円超の大ヒットで、続編も10億円を超えました。最近では、担当する配信サービス『Hulu』への顧客誘導策が好調で、加えて『ザンビ』のゲームアプリは乃木坂らのファンの課金意欲を刺激し、記録的な売り上げを打ち立てたと聞いています」
好事魔多しというのか、デキる男は嫉妬を買うというのか……。日テレのバラエティー等に携わるスタッフがこう話す。
「各プロダクションの現場担当からは、あまりX氏のいい話は聞かないですね。高圧的な態度を取ることがままあり、近くにいる若手タレントが気まずそうにしているのを見かけたこともあります。あるグループの撮影では、通常では考えられないようなスケジュールが組まれ、メインを張るメンバーや若手の人気メンバーが倒れてしばらく休養を取ることになったり、その後活動を一時休止したりした出演者もいたそうです。トップとツーカーなのを隠そうともせずに、言い方が雑で居丈高なので現場はそのたびに鼻白む感じだとか。ドラマ撮影の強引なスケジューリングでツアー開催が難しくなったケースもあったと聞いています」
彼の感染情報が東スポに伝わったのも、このへんのことを面白く思わない身内が関係していたのだろうか。
日テレに質問状を送ったが、回答はなかった。