藤井聡太を最強にした「ディープラーニング」ソフト パソコンまで自作

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 史上最年少の14歳2カ月でプロ入りを果たして以来、藤井聡太二冠(19)は数々の記録を打ち立ててきた。が、「王位」を初防衛した今回の戦いこそは特別な意味を持つ。降(くだ)した相手は天敵のようにその前に立ちはだかってきた先輩棋士なのだ。背景には藤井二冠の“最先端技術”の習熟があった。

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 主要八大タイトルを4人の棋士で分け合う4強時代の棋界で現在、トップを走るのは渡辺明三冠(37)だ。藤井二冠は、その渡辺三冠に棋聖戦で挑戦を受けたが3連勝で撥ねのけ、7月に18歳11カ月でのタイトル初防衛と九段昇進を決めた。...

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