高市早苗も野田聖子も元夫の自民党議員が推薦人集めに奔走 いずれも二階派という共通点
永田町の美談?
高市早苗前総務相(60)は9月8日に記者会見を開き、自民党総裁選に出馬することを表明した。週刊新潮(9月9日号)が掲載した特集記事「サプライズは『河野太郎』 『菅総理』が『二階切り』の生き残り“秘”策」に興味深い記述がある。
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ちなみに8月31日には、二階俊博幹事長(82)の交代が報じられた。また9月3日には、菅義偉首相(72)が総裁選への不出馬を発表した。週刊新潮の当該号が発売されたのは、ちょうどその間にあたる。
この記事の中で、高市前総務相の元夫である山本拓衆議院議員(69)は、二階派に所属しているにもかかわらず、週刊新潮の取材に「高市前総務相を支持する」と明言したのだ。
山本代議士は週刊新潮の記者に「総裁選の期日が決まった翌日、二階先生に直接お会いした上で、“高市を応援します”と伝えました」と経緯を説明した。記事から発言を引用しよう。
《二階先生は日頃から“地元の意見をよく聞け”と仰っている。その点、私の地元である福井県では“高市がいい”という声が大きい。彼女は地元の知事選や市長選にも応援に駆けつけてくれましたからね。また、地元の漁連関係者からは政府が進める原発処理水の海洋放出への批判が絶えない。そうした声を無視して、支持率が3割を切る総理への応援を党員に頼める状況ではありません》
2004年、落選中だった高市前総務相に、バツイチの山本代議士がプロポーズ。一時期は永田町で“おしどり夫婦”と評判だった。
「我慢の風船が破裂」
なぜ離婚となったのか。こちらのいきさつも、週刊新潮が記事にした。17年8月3日号に「『突然夫から切り出され……』電撃離婚『高市早苗』別れ話の夜」の記事が掲載されている。
《「主人の我慢の風船が破裂したのでしょう……。とにかく私が至らなくて、鈍感だったということです」
憔悴しきった様子でそう打ち明けるのは、高市女史ご当人である。》
記事によると、高市前総務相は05年に政界復帰を果たした。その後、《内閣府特命担当相を皮切りに、自民党政調会長、総務相を歴任。農水副大臣を経験したのみの夫とはキャリアの濃淡がくっきり出てしまった》という。
2人が暮らす議員宿舎で夕食が終わると、山本代議士が「ずっと我慢してきた」と告白。高市前総務相は「夫婦じゃなくなったら、あなたはもっと楽になれるんだよね」と自分から先に言ってしまったという。その後、離婚届に判を押した。
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