「株主優待」を利用した投資詐欺疑惑 「シー・ティ・エヌ」が200億円超の資金を集めて破綻

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内密な入札制度

 航空会社ならば割引航空券、外食企業だと優待食事券などが株主に提供される株主優待。この制度を巧みに利用した投資詐欺疑惑が持ち上がった。「株主優待事業」を手掛ける「シー・ティ・エヌ」(CTN、東京・代々木)が、200億円以上もの資金を集めた挙げ句に破綻。被害者が続出している。

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 CTNが出資を募るために配布したパンフレットによれば、株主優待事業とは以下のようなビジネスモデル。

 機関投資家が株主優待を売却するための内密な入札制度が存在し、CTNのほか金券ショップ「大黒屋」など8社だけがその参加資格を有している。...

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