栗山巧は“生え抜き選手”のNPB最遅記録…「通算2000本安打」はまさに“人生の縮図”
“安打製造機”の名をほしいままに
西武・栗山巧(38)が、9月4日の楽天戦で史上54人目の通算2000本安打を達成した。プロ20年目(実働18年目)、2041試合目での快挙だ。西武の生え抜き選手による達成は、前身球団も含めて初めて。球団創設72年目での第1号も、阪神と阪急の47年目を上回る“NPB最遅記録”である。
「名球会入りの条件」のイメージもすっかり定着した2000本安打だが、54人の達成者には、プロ1年目から活躍した天才打者もいれば、栗山のように長年の努力が報われ、大輪の花を咲かせた苦労人もいて、まさに「人生の縮図」である。...